2026年3月31日

話題の所得税のミニマム課税の範囲拡大 そもそもミニマム課税とは?

こんにちは☁🌸

グロースリンク税理士法人 岡崎オフィスです!

今回は、最近投資家や資産家の間で静かに、しかし確実に話題になっている

 

ミニマム課税(最低税率ルール)」の強化

そもそもミニマム課税とは?

 

についてお話させていただきます。

これまで「自分には関係ない超富裕層の話」と思われていたこのルールが、
令和9年(2027年)分から一気に身近なものへと変わります。

損をしないための「利確(利益確定)のタイミング」について、
噛み砕いて解説します。



そもそも「ミニマム課税」ってなに?

一言でいうと、

「どれだけ節税しても、稼ぎすぎている人は最低限これだけの税金は払ってね!」

という、国が定めた「最低料金ルール」のことです。

通常、株や不動産を売って得た利益には、

いくら稼いでも一律で約20%の税金しかかかりません。

しかし、これではお給料(最大55%)で稼ぐ人との格差が大きすぎるため、

「合計所得が一定ラインを超えたら、

もっと高い税率で計算し直しますよ」という仕組みが導入されています。



令和9年(2027年)から「壁」が半分になる!



今回の改正で最も注意すべきは、その適用のハードルが劇的に下がることです。

項目2026年(令和8年)まで2027年(令和9年)から対象となる

利益のライン3.3億円超1.65億円超再計算される最低税率22.5%30%

これまで「年間3.3億円」稼ぐ人は稀でしたが、

「年間1.65億円」となると、

株の当たり年や不動産の売却、

暗号資産の急騰などで手が届いてしまう投資家も増えるはずです。

さらに、最低税率が30%へ引き上げられるため、

これまでの感覚で「20%払えば終わり」と思っていると、

後から大きな追加納税を求められることになります。

賢い投資家が守るべき「利確」の2大鉄則この改正を踏まえると、
利益を確定させる時期には戦略が必要です。



利益を確定させる時期には戦略が必要?



① 大きな利益は「2026年中」に済ませる。

もし、あなたが数億円単位の含み益を抱えていて、

近いうちに売却を考えているなら、
新ルールが始まる前の2026年(令和8年)中に利益を確定させるのが一つの手です。

2027年に入ると、1.65億円を超えた瞬間に「30%ルール」の対象になってしまうからです。

② 2027年以降は「1.65億円」を意識して分散する

2027年以降に売却する場合は、

「単年度で1.65億円を超えないように売る」のが基本戦略になります。

1年で3億円分を売る → ミニマム課税(30%)の対象になり、税金が増える。

2年に分けて1.5億円ずつ売る → どちらの年も1.65億円以下のため、通常の約20%で済む。

このように、売却時期を年またぎで「分散」させるだけで、
手元に残るお金が数百万円単位で変わる可能性があります。



まとめ



これからの合言葉は「1.65億円を越えない」

令和9年(2027年)からの新ルールは、資産家にとって決して無視できない変化です。

「いつ売るか」を考える際、これまでは「相場」だけを見ていればよかったかもしれません。

しかしこれからは、「自分の今年の利益合計が1.65億円のラインに届くかどうか」

というカレンダーと電卓のチェックが、資産を守るための必須作業になります。

税制は毎年少しずつ見直されるため、

「なんとなく知っている」では対応が難しい場面も増えてきます。

今回の内容について詳しく知りたい方や、ご自身への影響を確認したい方は、

ぜひグロースリンク税理士法人までお気軽にお問い合わせください。